世の中にそんなにうまい話は無いです

 難病による肢体不自由の症状が、治らないまでもどうしたら改善するのか悩んでいる毎日です。そんなある日
書道教室に通っている孫が1枚のパンフレットを持って帰って来ました。そのパンフレットはある鍼灸院のもので、
書道の先生の知り合いのようです。孫が私の事を話したらしく、聞いた先生がちょっと変わった鍼灸院でおじい
ちゃんにもいいかも知れないと言って渡してくれたとの事でした。
 いいことは何でも試してみようと思っているので早速行ってみました。一見普通の鍼灸院で特に変わったところ
はありません。やがて順番が来たので施術台に行ったら、まず腰掛けさせられて事情を聞かれました。病気になった
経過、どういった治療をしたか、その結果どうなったか、そして今何が困っているのか等全てをお話ししました。
 私の話をじっと聞いていた鍼灸師さん(以下先生と言います)が、台にうつぶせになるように言ったのでその通り
にしました。すると先生が、上半身から下半身、特に動きが鈍い左側を主に指圧をしました。「え、これって普通
じゃやないの」と思いながらするに任せていました。それが一通り終わると今度は仰向けにされて、足を持ち、九
の字に曲げて押したり延ばしたり回転したりする動作を何度か繰り返し、足を台に置いて延ばしたかと思ったら
「足の長さが違いますね、これは骨盤がずれているからで、今から修正します。」と言ってその為らしい施術を
しました。そして再び足を延ばし、両足をそろえて「この通り治りましたよ。」と言いました。
 その後、いわゆる通常のマッサージを全身に施してくれたので、体そのものは非常に軽くなったような気は
しました。しかしながら、肢体の不自由さが改善されたとは思えないので、先生にその事を思い切っていった
ところ、「あなたの病気は神経から来ているものだから、私どもの施術で治す事は出来ません。ただ病気による
関節や筋肉の異常の改善、変則歩行による骨盤、関節のずれを修正して出来るだけ普段の生活がし易い状況を
作ってあげる事しか出来ません。」というお話でした。
 確かに先生が言われる通りで、治す事が出来るのであればここで鍼灸院はしていないだろうなと思いながら、
家に帰りました。

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